■クリニック病院における日常清掃とは？　

患者様が安全かつ快適に医療を受けられる環境を維持するために、毎日行われる清掃活動のことを指します。

具体的には、床や壁、家具、医療機器などの表面の汚れを除去し、院内全体の衛生状態を保つことが目的となります

 

◆具体的方法

準備
清掃用具の準備（モップ、雑巾、バケツ、洗剤、消毒液など）

　⇒清掃箇所の確認

　⇒患者のプライバシー保護（必要に応じてカーテンを閉めるなど）
　　清掃
　⇒床の清掃：掃除機でゴミを除去してから、モップや雑巾で拭き掃除　　をする。

　⇒壁や家具の清掃：雑巾で拭き掃除をする。

　⇒医療機器の清掃：医療機器専用の消毒液で拭き掃除をする。

⇒トイレの清掃：便器、床、洗面台などを清掃する。
　仕上げ
⇒清掃用具の洗浄・消毒

　⇒清掃箇所の確認

■日常清掃のポイント
①患者様が利用する場所を重点的に清掃する。

②医療機器は、取り扱い説明書に従って清掃する。

③洗剤や消毒液は、適切な種類と量を使用する。

④清掃中は、常に清潔な用具を使用する。

⑤汚染区域と非汚染区域を区別し、清掃手順を明確にする。

➅清掃記録を残しておく。

 

 

1. 患者様が利用する場所

病室：ベッド、床、壁、家具、医療機器、トイレ、洗面台など

待合室：椅子、テーブル、床、壁、受付カウンター、自動販売機など

診察室：診察台、椅子、床、壁、医療機器、トイレ、洗面台など

廊下：床、壁、手すり、照明器具など

階段：階段、手すり、踊り場など

エレベーター：床、壁、ボタン、手すり、鏡など

2. その他

トイレ：便器、床、洗面台、個室、鏡、手すりなど

洗面所：洗面台、鏡、手すり、床など

更衣室：ロッカー、椅子、鏡、洗面台、床など

薬剤室：棚、床、壁、冷蔵庫など

ゴミ置き場：ゴミ箱、床、壁など

これらの箇所を毎日清掃することで、院内全体の衛生状態を保ち、患者様が

安心して医療を受けられる環境を提供することができます。

清掃方法
各清掃箇所の清掃方法は、汚れの種類や材質によって異なりますが、一般的には以下の手順で行われます。

準備
清掃用具の準備（モップ、雑巾、バケツ、洗剤、消毒液など）
清掃箇所の確認
患者のプライバシー保護（必要に応じてカーテンを閉めるなど）

清掃
患者の利用状況に合わせて、清掃時間を調整する。
上から下に、隅々まで清掃する。

汚れの種類に合った洗剤や消毒液を使用する。
清掃用具は、汚染区域と非汚染区域で使い分ける。

仕上げ
清掃用具の洗浄・消毒
清掃箇所の確認

ポイント
常に清潔な用具を使用する。
汚染区域と非汚染区域を区別し、清掃手順を明確にする。
清掃記録を残しておく。

日常清掃は、クリニック病院の経営において非常に重要です。清掃スタッフは、責任を持って清掃業務に取り組むことが求められます。